読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

瓶詰めの青

零したり詰めたり

きみがいる戦場は眩しすぎてなにもみえない

People In The Box『逆光』


少し昔、本当に心の底から好きだったひとがいて、そのひとのいる夢はすべて金色に眩しく霞んでいた。


そのひとのどこが好きだったかは思い出したくもない。もう二度と好きになりたくないから。
しあわせより辛い時間ばかりが積もってどうしようもない日々だった。時間の浪費とはまさしくこのことだろう。過程だけに価値を見出すことは、わたしにはできない。


もう二度とあんな風に好きな人は現れないだろうなぁ、と思うと、いよいよ本当に生きている意味を喪失しかねないけど、現れないのではなく現さないのだ。わたしが、わたしの意思で。
生きている価値がない時間を漂う余生。別のひとにこの時間を分けてあげたい。たとえばあのひととか。