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瓶詰めの青

零したり詰めたり

私は、女のドラァグ・クイーンだ。

二階堂奥歯『八本脚の蝶』

ドラァグ・クイーンとは、表象的・社会的に女性的とされている記号を意識的に過剰に身につけた人間のことで、通常男性である。とにかく派手なドレスを着て、激しく化粧をして、女性性をパロディ化する。』(二階堂奥歯『八本脚の蝶』)


「少女」「女」が架空の存在だと彼女は述べている。私もそう思う。そうした存在は世間(主に男の人)に都合良く消費されることも知っている。
しかし私は(私も)そういうモノになりたい。自分の体が消費されるだけの価値がある肉だと教えられたいのだきっと。

嘘だ。私は蹂躙したい。侵略したい。少女と女の持つ「美しい」という免罪符を手にして。美しいのはすばらしい武器だ。

「少女」にはなれないまま少女の頃は過ぎた。今、私は「女」になりたい。

ままならない。


ふと思ったけれど、男の人は「少年」とか「男」の仮装をするのかなぁ。