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瓶詰めの青

零したり詰めたり

『鳥籠から出る時が来たようです。あなたのせいで今日まで幸せでした。』

青桐李『最後の薔薇』



高校の頃の個人本を読み返していた。少女文学といった感じだった(この頃は嶽本野ばらに被れていた)。稚拙すぎるものも多々あるが、なかなかいいのもある。気に入らないものはページ数合わせに書いたものばかりだから、やる気は大切だなぁ、と馬鹿みたいに思った。

本当のことでもつくりごとでも、こうして書くことは意外と幸福だ。自分から逃れ去る何かを残すこと。わたしを読み解いてとだれかへ訴えること。
人間とは恐らく言葉だ。愛しく憎く美しいもの。

今まで続けてきたが、言葉選びなど、少しは上手くなっただろうか。物語は洗練されただろうか。汲み取ってもらえるような魅力は生まれただろうか。
その答えはまだ(永遠に?)わからない。
わからないけど、私は今しばらく書き続けようと思う。目を通すすべての人(未来の私も含む)に、解釈してもらうために。
展翅した私の心のかけらを。